大塚わたやは実家より落ち着く店

今回ご紹介する「わたや」さんは、優しいご夫婦が営む喫茶店。おいしい定食や手作りケーキはもちろん、常連さんとの何気ない会話までが心地よく、まるで実家に帰ってきたかのような安心感に包まれる一軒です。

この記事を書いた人
編集部大嶺晋弥 【大嶺 晋弥】

ふとんのように温かい人でありたいと思っています。…と言いつつ、しっかりベッドで寝てます。

優しい夫婦が作る実家級の安心感

80年続いた寝具店の温もりが今も残る

「わたや」さんを営むのは、ご主人の幸司さんと奥様のひろみさんです。もともとこの場所は、先代が営んでいた「谷川寝具店」というお布団屋さん。約80年続いた歴史ある寝具店で、幸司さんはその2代目でした。

お店を継いだ当初は、店内でお布団の販売もしていたそうです。店名は最初「ふとんや」にしたかったそうですが、少しストレートすぎるということで、布団の中身である綿から「わたや」に。名前までふんわり優しいのが素敵です。

2006年から続く食事処としてのわたや

現在のように食事ができるスタイルになったのは、2006年5月23日。そこから約20年、近所の方々の憩いの場として愛され続けています。

店内に入ると、常連さんがふらっと訪れ、ご夫婦と他愛のない世間話を楽しむ風景が広がります。この空気がたまりません。実家感レベル100。いや、もはや本当の実家より落ち着く可能性すらあります。

喫茶店の域を超えた、食堂レベルで定食が美味しい

手作りハンバーグは求めていた王道の味

喫茶店でありながら、わたやには定食メニューがしっかりあります。しかも、どれも「家で食べたかったやつ」が並ぶ安心のラインナップ。中でも手作りハンバーグは、個人的にもお気に入り。ひと口食べると、思わず「これこれ」と頷いてしまう王道の味です。

さらに嬉しいのが、日替わりで4種の小鉢が付いてくること。メインで満足、小鉢で追い満足。実家最高。

さばの塩焼きはご飯泥棒です

隠れ人気メニューが、さばの塩焼き。脂がのっていて、焼き加減もたまらない一品です。箸を入れた瞬間、ふわっとほぐれる身。口に入れると脂の旨みがじゅわっと広がり、ご飯がどんどん進みます。

最近は頻繁に注文されているそうで、その人気にも納得。ハンバーグ派か、さば派か。松田聖子派か中森明菜派かくらい悩ましい永遠のテーマです。

カフェ利用でも満足度が高い

ゆずケーキは香りまでごちそう

食事だけでなく、カフェ利用ももちろんOKです。コーヒーのお供におすすめなのが、手作りのゆずケーキ。ふわふわのシフォンケーキに、柚子の香りがふわっと広がる優しい味わい。甘すぎず、コーヒーとの相性も抜群です。

ペッパーレタス餅は斬新だけど安心

そして、わたやさんで見逃せないのがペッパーレタス餅。醤油風味のお餅をレタスでサンドした可愛らしいメニューです。もちっとした食感に、レタスの軽やかさ。小腹を満たす3時のおやつにぴったりです。他ではなかなか出会えない、わたやさんらしい一品。

しかも、こんな実家感あふれるお店なのにPayPayが使えます。現金だけだと思ったらキャッシュレス対応。急に令和。ギャップ萌えです。

愛される理由は人柄にある

常連さんの会話が店の温度を作る

わたやさんの魅力は、料理だけではありません。店内に流れる空気そのものが、なんとも温かい。常連さんが次々と訪れ、ご夫婦と世間話を楽しむ。誰かが笑うと、店全体がふわっと明るくなる。参加していなくても、その会話を聞いているだけで心が和みます。

ああ、古き良き日本の姿だな」と感じるような、人と人との自然なつながり。大塚の街にこんな場所があることが、なんだか嬉しくなります。

元気ハツラツアクティブ夫婦

幸司さんとひろみさんは、実はかなりのアクティブ派。もともとゴルフやツーリングが趣味で、二人でバイク旅を楽しむこともあったそうです。さらに驚きなのが、ゴールドジム歴27年で現在も週3ペースで通い続けているとのこと。癒しと筋肉を兼ね備えたハイブリッドご夫婦です。

今後の目標は、全国のゴールドジム制覇。お店としての目標は現状維持。この言葉にも、無理せず、変わらず、街の人に寄り添い続けるわたやさんらしさがにじみます。

大塚わたやさんは、お腹だけでなく心まで満たしてくれる実家級の安心感が魅力の喫茶店。優しいご夫婦と温かな常連さんに会いに、ふらっと帰りたくなる一軒です。

店舗情報
住所

〒170-0004 東京都豊島区北大塚2丁目32

アクセス JR山手線 大塚駅 北口から徒歩5分
営業時間 8:30~18:00
定休日 日・月曜日
席数 19席(カウンター約2席/テーブル17席)
決済方法 現金・PayPay
駐車場 近隣コインパーキングを利用