和牛バーガーなら大塚の侍へ

大塚で見つけた、思わず名前が気になるお店、和牛バーガー「侍」。なぜ「侍」なのか。そして、なぜ和牛をハンバーガーにしたのか。お話を聞いてみると、食肉の仕事に長く携わってきたご主人の経験と、日本が誇る和牛をもっと多くの人に味わってほしいという思いが詰まっていました。

厨房では、ご主人が焼き、奥様が美しく仕上げる夫婦連携も見どころのひとつ。今回は、大塚で挑戦を続ける和牛バーガー侍の魅力を、ご夫婦へのインタビューからたっぷりお届けします。

この記事を書いた人
編集部大嶺晋弥 【大嶺 晋弥】
刀の代わりにペンを握る、現代の侍。 会社では真剣に取り組むも太刀打ちできず、日々一刀両断されている。残念!

 

侍の始まりは、日本の和牛を世界へ届けたい思い

店名の侍は、外国のお客さんにも伝わる日本らしさ

以前のお店では「フーディーズ」という名前で営業しており、そのまま使う予定だったそうです。しかし、新しい店が入る場所は和風の雰囲気。

そこで外国のお客さんにも親しみやすく、日本らしさが伝わる名前として選んだのが「侍」でした。

和牛とバーガーは、一口食べた瞬間に手応えあり

和牛を選んだ理由は「日本が世界に誇れる食材だから」。そこに、外国の人にもなじみ深いハンバーガーを組み合わせました。試作を食べた瞬間、口いっぱいに甘みが広がり、美味しさを実感したそう。

ご主人は社会に出て最初に鮪を扱う仕事を経験し、その後30代初めに祖父の代から続く食肉卸を継ぎました。和牛の魅力は「噛めば噛むほど感じる甘み」。産地による味の違いも面白さのひとつだと教えてくれました。

初めてならステーキバーガーをガブッと

ランプ肉を使ったステーキバーガーが人気

初来店でまず食べてほしいのがステーキバーガー。ランプステーキとして食べる肉をサイコロ状にし、パテにしているメニューです。常連のお客さんからの注文も多い人気者なのだとか。私は欲張ってダブルステーキバーガーを注文。味も見た目もアメイジング。

さらに隠れた人気メニューは、甘じょっぱい味わいを楽しめるエルビスバーガーとニューヨークバーガー。王道を選ぶか、冒険するか。注文前からうれしい悩みが始まります。ちなみに私はどちらも食べましたが、両方優勝でした。

外はカリッ、中はジューシーが侍流

パテを焼くご主人

肉は和牛、アメリカ産ともにスジが入らないよう丁寧に取り除きます。バンズは老舗の鈴木ベーカリーに別注した甘みのあるものを使用。焼き上がりは、外はカリッ、中はジューシーを目指しています。食べ方に難しい作法はなし。ここは遠慮せずガブッといきましょう。

おいしさの裏側には夫婦の最強コンビ

ご主人が焼き、奥様が美しく仕上げる

厨房での役割は、ご主人が焼き担当、奥様が組み立て担当。ご主人も「家内の組み立てはビジュアルがきれい」と太鼓判を押します。では、毎日仲良く阿吽の呼吸で営業しているのかと思いきや、夫婦ゲンカについて聞くと、「よくあります(笑)」さらに、「最終的には100パーセント家内の勝ちです」とのこと。

無意識の素振りまで奥様にはお見通し

ご主人の趣味は、愛犬であるゴールデンレトリバーとフレンチブルドッグの散歩。奥様は最近SUPER BEAVERにハマっているそう。そして奥様が面白いと思うのが、ご主人が無意識にする「素振り」のような動き。

「そろそろかなと思って見たときにやっていると、キタって思います」夫婦だからこそ分かる謎のタイミング。運が良ければハンバーガーを食べながら素振りが見れるかもしれません。私はまだ目撃できていません。

目標は、和牛バーガーなら大塚の侍

ワサビで涙した失敗も、挑戦の証

過去には「侍だから」とワサビ味にも挑戦。しかし完成したものは涙なしには食べられなかったといいます。感動の涙ではなく、ワサビの不意打ち。そんな失敗も笑い話にしながら、これからは短いスパンでの期間限定メニューや、ジビエバーガーにも挑戦してみたいそうです。

ジョン万次郎のように、冒険を続けるバーガーへ

「侍のハンバーガーを人に例えるなら?」ご主人が挙げたのはジョン万次郎。冒険心と向上心を持ち、発展していく存在を目指しています。東京には和牛ハンバーガーの店が数多くあります。その中で目標にしているのは、「和牛バーガーなら大塚の侍でしょ」そう言ってもらえる店になること。

肉を知るご主人の経験と、奥様との夫婦連携から生まれる和牛バーガー。失敗も笑いに変えながら、新しい味へ挑戦する姿も「侍」の魅力です。大塚を訪れたら、難しい作法は忘れて豪快にガブッと。その一口から、侍の世界を楽しんでみてください。

侍の店舗情報
住所東京都豊島区北大塚2-28-4東京大塚のれん街 ホ区画
オープン時期2026年8月17日
アクセスJR大塚駅北口 徒歩3分
営業日時昼11:30-14:00 夜17:30-22:00 ※水・日曜は20時まで
定休日月曜日
電話番号080-4473-5784
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